埼玉の交通事故による損害を差し引く、過失相殺と損益相殺について

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埼玉を中心とした交通事故の問題を解決いたします。

過失相殺・損益相殺

積極損害、消極損害、慰謝料を算定して、損害額の合計を
計算しましたら、次に過失相殺、損益相殺をします。

過失相殺

過失

過失相殺とは、交通事故による損害が発生するうえで、被害者の側にも落ち度がある場合に、その分を請求する損害額から割り引くという考えです。

通常、被害者の過失を2割だとか、35パーセントだというように、割合であらわします。被害者の過失が2割であれば、その裏返しで、加害者の過失は8割ということになります。被害者の過失が35パーセントであれば、加害者の過失は65パーセントになります。
被害者の過失がゼロの場合には、「ヒャク、ゼロ」の事故といったりします。
被害者の過失がゼロの場合とは、典型的なのが、信号にしたがって停車していたら、うしろから追突された場合、加害者が赤信号を無視した場合などです。
ただ、被害者の側でも少し注意していれば事故がふせげたという場合には、多少なりとも過失が認められることが多いといえます。

裁判の実務上は、「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準 別冊判例タイムズ第16号」(判例タイムズ社発行)という本の基準が多く用いられています。いろいろなタイプの事故にわけて、たいへんこまかく割合を決めています。
たとえば、歩行者が、近くに信号もなく横断歩道もない道路を横断しようとして、自動車にひかれたばあい、歩行者の過失割合の基本は2割とされています。これに、夜間かどうか、歩行者が児童や高齢者かどうかなどの修正要素を加味して、過失割合を出すのです。
もっとも、上記の基準も絶対的なものではありません。それぞれの事故におけるいろいろな事情を総合的に考慮したうえで、最終的には裁判所が決めることになります。

損益相殺

まるばつ

損益相殺とは、交通事故で発生した損害が、何らかの方法で埋め合わせ(損害のてん補)を受けたとき、これを損害から差し引くことです。

典型的なのは、加害者の保険会社から、治療費や休業損害などとして、損害の一部の先払いを受けている場合です。当然ながら、支払いを受けた分は、もう請求ができません。
被害者請求という手続で、自賠責保険(強制保険)の保険金を受け取った場合も、その分は損害から差し引きます。
ただし、被害者側でかけていた生命保険の保険金を受け取っても、これは差し引かれません。

労災保険などの社会保険による給付については、原則として差し引かれますが、特別支給金は差し引かれず、また差し引く場合にも少し特殊な方法(費目拘束など)を用います。詳しくは、交通事故に詳しい弁護士に聞いた方がよいでしょう。

近時、被害者の側でかけていた自動車保険の「人身傷害補償保険金」の支払いを受けることが多くなっています。その後に加害者に対して損害賠償請求をする場合、人身傷害補償保険金については、保険金から被害者の過失に相当する損害分を差し引いた残りのみを加害者に請求する損害から差し引くという、やや特殊な方法となります。これも、詳しくは、交通事故に詳しい弁護士に聞いた方がよいでしょう。

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